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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■北九州市連続婦女暴行事件 怒…被害者の心の傷深く
[毎日](2004年9月21日)
 戸畑署が婦女暴行などの容疑で逮捕した北九州市戸畑区新池2、無職、K被告(28)=公判中=が供述した強制わいせつや婦女暴行などの事件は、5年間で42件に上った。女子中高生ばかりを狙った卑劣な手口は特に悪質と、立件した16件のうち4件で追起訴された。審理は27日から、地裁小倉支部で再開される。事件と事件に間隔を置くなどして捜査をかわし、容疑者特定まで時間がかかった。【入江直樹】
 ■捜査中断も
 事件には(1)1人で歩いている女子生徒の後をニット帽をかぶった男がつける(2)人通りのない所でナイフを突きつけて脅し、物陰に連れ込む――という共通点があった。白昼にマンションの非常階段に引き込んだり、戸畑区だけでなく、隣接する小倉北区や小倉南区でも起きた。小倉北署が引き継いで調べている。
 捜査関係者は「発生時間、場所の予測がつかず、現行犯逮捕に結びつく効果的な張り込みができなかった」と振り返る。ニット帽で髪形が特定できず、被害者が人相をはっきりと覚えていないケースも多かった。
 聞き込みなどから、K被告は数年前に1度、捜査線上に浮かんだ。捜査員が2週間張り込みや尾行を続けたが、その間全く動きがなく、捜査は打ち切られた。だが、昨年12月28日に起きた事件の被害者の供述を基に作成された似顔絵に酷似し、小倉北区内でナイフを所持していた銃刀法違反容疑で書類送検されていたことが分かり、容疑が強まった。
 ■証言が決め手
 K被告は今年1月10日夜、自宅近くのコンビニエンスストアから出て来たところを任意同行された。容疑を否認したが、被害者が顔を見て「間違いない」と証言したことが決め手となり、逮捕された。
 バッグからは避妊具やニット帽などが、自宅からはこの被害者のものも含めた女性用下着4枚が見つかった。この日も女性を狙っていたらしい。
 調べに対し「1度事件を起こした後にしばらく間隔を置けば、ばれにくいと思った」と供述したという。
 ■告訴断る被害者も
 捜査員は「口数が少なく、気が弱そうな感じだ。女性が大声で騒ぐと何もせずに逃げたこともある」とK被告のことを振り返る。調べに、反省の言葉を口にしているという。
 だが、被害者の心の傷は深い。提出された被害届のうち、10件は被害者が「告訴しない」と捜査協力を断った。「事件を思い出し、再び傷つくのが嫌だった」のが理由だ。ショックから「人に会いたくない」と引きこもったり、「再び被害に遭うのでは」と引っ越した女性もいるという。
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 地元の事件や話題などを掘り下げる記事を随時掲載します。物事を広く深く見通す意味を込め、左上に毎日新聞社のCI(コーポレートアイデンティティー)マークを使いました。
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 ◇北九州市連続婦女暴行事件
 K被告は昨年12月28日に戸畑区の路上で、帰宅途中の女子高生(当時16歳)にナイフを突き付けて性的暴行を加え、下着をはぎとった疑いで緊急逮捕された。その後、婦女暴行と窃盗12件▽婦女暴行20件▽強制わいせつと窃盗2件▽住居侵入など8件(いずれも未遂を含む)――の容疑を認めた。
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 ◇K被告が追起訴された事件(年齢は当時)
 (1)00年11月7日午後7時20分ごろ、戸畑区の路上で、帰宅中の女子高校生(16)にナイフを突きつけ、駐車中の車の陰で暴行=婦女暴行罪
 (2)03年7月8日午後11時半ごろ、戸畑区の駐車場で、帰宅中の女子中学生(14)に上記の手口で暴行=同罪
 (3)03年10月8日午後2時ごろ 戸畑区のマンション階段踊り場で、女子高校生(18)を暴行し、下着を奪う=同、窃盗罪
 (4)03年12月12日午後11時ごろ、戸畑区の路地で、女子中学生(15)に暴行しようとしたが、抵抗された=婦女暴行未遂罪