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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■延岡の臨時講師・児童にわいせつ 市教委、履歴をチェックせず採用/宮崎
[毎日](2004年5月22日)
 ◇採否は市教委が実質判断
 被害児童20人、前任地でも――。授業中に女子児童の体を触るなどしたとして強制わいせつ罪に問われた延岡市の元小学校臨時講師、T被告(54)。21日、宮崎地裁延岡支部(宮永忠明裁判官)で開かれた初公判で検察側は、T被告が87年の採用以降、市内8校で20人もの児童に同様の行為を繰り返していたことを明らかにした。前任地の千葉でも同様の行為で小学校を依願退職していたことが判明。なぜ再び採用され、なぜ長年にわたって被害が放置されたのか。市教委などの対応が問われそうだ。【椎葉昭夫、谷本仁美】
 ◇前任地での行為判明−−地裁支部初公判
 T被告は3月12日、被害児童の両親の告訴を受け強制わいせつ容疑で延岡署に逮捕された。事件発覚後、諭旨免職処分を受けている。
 多数の児童が被害を受けていたことについて、市教委の杉本隆晴教育部長は「信じられないことだ」と絶句。クラスの中にはわいせつ行為の事実を知っていた児童もいたことから「なぜ情報をつかめなかったのか。校長や教頭ら現場に、管理をしっかりするよう通達する」と話した。
 臨時講師は産休や事故などで教員が欠勤した場合に補充され、同市では現在、小中学校を合わせて計114人が採用されている。形の上では県教委採用だが、実際には市町村教委の担当者が面接し採否を判断するという。経歴などは自己申告で、採用後の契約は校長から県教委への報告のみで更新。市教委は「過去の非行まで把握するのは限界がある」と釈明する。
 県教委教職員課の下高原信義課長補佐は「公判を傍聴していないので詳しいことは分からないが、本当に驚いている。なぜ長期間にわたるわいせつ行為に気づかなかったのか、本当に申し訳ない気持ちだ」と繰り返した。
 依願退職の場合は履歴の照会はしないといい、県教委は「今後は依願退職でも履歴を照会するなどしたい」と話している。