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このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。 ■<集団痴漢>「便乗の男」に実刑判決 東京地裁 [毎日](2003年11月15日) 電車内で、居合わせた見ず知らずの男たちと、一人の女性の体に触る集団痴漢行為に加わった男に今月6日、懲役1年(求刑・懲役1年6月)の実刑が言い渡された。男は初犯で執行猶予付きの判決もあり得たが、東京地裁(岡田健彦裁判官)は「他人の痴漢行為に、加わるという悪質な犯行」と指摘した。捜査関係者は「まるでアダルトビデオに出てくるような話で、『軽率だった』では許されない。性犯罪への警鐘になるだろう」と評価している。【井崎憲】 強制わいせつ罪に問われたのは、さいたま市の広告デザイナー、K被告(34)。 起訴状などによると、今年7月15日、JR埼京線板橋―十条駅間を走行する電車内で、同一グループとみられる男3〜4人が、女子学生(当時17歳)を囲み、体を執ように触っていた。K被告も近づいて下半身を1分以上触り続けた。警戒していた鉄道警察隊員に他の男らとともに取り押さえられたが、女子学生の証言から痴漢行為がはっきりしたK被告だけが逮捕された。 K被告は「ほかの男性が触っていたので、その場(の雰囲気)につられて、一緒になって触ってしまった」と、動機を供述している。 関係者によると、「体を触る」などの痴漢行為で初犯の場合は、執行猶予付きの判決が出されるケースが少なくない。ところが、K被告は集団の痴漢行為に加わったうえ、強制わいせつ行為に及んでいたため「より悪質」と判断され、実刑判決が出されたという。 K被告は罪を認め反省しているが「実刑は厳しすぎる」としており、11日に控訴した。 ◇社会認識の変化に沿った画期的判決 「痴漢犯罪NO!鉄道利用者の会」の石橋英子代表の話 被害者感情や性暴力への認識は昔とは違って厳しい。過去の判断を踏襲し軽い刑で済ますと、さらに被害者を傷つけてしまうことにもなる。今回の判決は社会認識の変化に沿ったものと言え、画期的で評価できると思う。 ◇ネットにあふれる「メンバー募集」 痴漢多発線というJR埼京線をめぐっては、インターネットの掲示板に「先頭車両にいるあの娘を狙おう」などと虚実入り交じった書き込みがある。K被告のパソコンには、こうした掲示板にアクセスした形跡はなかったが、捜査関係者は「インターネットの情報をもとに、特定の電車に痴漢が集まるケースは増えていると思う」と指摘する。 インターネットを点検すると、だれでも書き込みできる掲示板サイトが無数にあり、自分のメールアドレスを示したうえで「どこかで痴漢プレーしませんか?。どこでもうかがいます」(男性・10月19日)など、集団痴漢を募るような匿名の記述があふれている。また「埼京線の痴漢はサイキョウ(最強)ダ!」などと、痴漢多発路線として紹介されている。 埼京線は大崎駅(東京都品川区)―大宮駅(さいたま市)を結び、新宿、池袋、武蔵浦和各駅と都内・埼玉県の主要な繁華街を通る。このため混雑する車内で痴漢が絶えず、JRは痴漢対策などの一環として平日夜間に女性専用車両を運行している。 |