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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■痴漢えん罪:男性会社員に無罪判決 自白を認めず 東京地裁
[毎日](2003年5月28日)
 東京都内の満員電車で痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われた福岡県の男性会社員(35)に対し、東京地裁は28日、無罪(求刑・懲役2年)を言い渡した。捜査段階の自白の信用性が争点になったが、合田悦三裁判官は「早く解放されたくて取り調べに迎合した。自白は信用できない」などと指摘した。
 男性は出張中だった昨年2月13日夜、東急田園都市線の渋谷―桜新町駅間で、女性(当時26歳)の下着に繰り返し手を入れたとして起訴された。女性が電車を降りる際、男性を捕まえ、警察に引き渡した。
 合田裁判官は「女性が被害に遭ったことは信用できるが、誰の犯行かについては、あいまいな点があり、男性が犯人と断定できない」と述べた。男性が供述を二転三転させたことについては「言いたいことを強く言えない性格なうえ、拘置中は気持ちが追い詰められていた。厳しい取り調べから解放されたかったという説明は理解できる」などと判断した。
 無罪言い渡しの瞬間、男性と傍聴席の家族はうれし涙を流した。男性は「無罪でほっとした。検察側は控訴しないでほしい」と話した。【渡辺暖】