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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■虐待、DV…家族の悩み670件 山科のボランティア 相談寄せられ
[京都](2003年5月16日)
 家族関係などの悩みに手紙や電話で相談に応じるボランティア団体「レターカウンセリングあのね」(京都市山科区)が、相談開始から約3年間の活動実績をこのほどまとめた。京阪神を中心に全国から約670件の相談が寄せられ、児童虐待や家庭内暴力(DV=ドメスティックバイオレンス)の被害者、加害者からも相談があった。
 同団体前身の設立準備会が2000年5月に私書箱を試験的に開設し、相談をスタート。2001年に正式に発足したあとも、手紙や電話による相談のほか、家庭内暴力などをテーマにしたシンポジウムや公開講座も行っている。現在は手紙が10人、電話は6人の相談員が活動している。
 ささいなことで子どもに暴力を振るってしまうことに悩む20代後半の母親のケースでは、数回の手紙のやりとりで、この母親自身も子どものころに母親から虐待を受けたことを告白した。「私は『いい母親になる』と決意したが、どうしても同じことをしてしまう」と、暴力を振るった自分を嫌悪し、落ち込み、また暴力を振るう悪循環を繰り返す葛藤が、切々と綴られていたという。
 試行期間を含め2年10カ月間に、154人、延べ605通の手紙による相談が寄せられた。「心」や「生き方」の悩みが274通、「人間関係」は209通で、DVや児童虐待の当事者からも34通あった。
 虐待当事者を対象にした電話相談「DPAホットライン」は、01年11月から1年4カ月間で64件。「虐待」が最多の19件で、続いて「DV」が9件だった。
 味沢道明代表(49)は「家庭内の暴力などは、個人の資質ではなく、社会全体の問題として考えるべき。とくに加害者に対する支援の必要性を感じた」と話している。