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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■県議会で男女共同参画、DV防止条例案質疑 自民、他会派が全面対決/千葉
[毎日](2003年2月27日)
 ◇男女らしさって?レイプ除外
 自民党の男女共同参画促進条例案と、配偶者間などの暴力、ドメスティックバイオレンス(DV)防止条例案の集中質疑が26日、県議会で行われた。5会派から7人が質問し、前文の「男らしさ女らしさ」の定義や、DV条例案からレイプなどの被害者が外れた点を追及。自民は谷田川元県議らが答弁したが、他会派は「県案からの後退だ」と主張し、全面対決の様相となった。両条例案は27日の常任委員会で事実上の採否が決まる。
 ◇男、女らしさ
 自民党案の前文には県案にない「男らしさ女らしさを一方的に否定せず」とある点に質問が集中。共産の小松実県議は「『らしさ』の明確な規定を」と求めた。谷田川県議は「専門家は脳の構造から女の子はおとなしく、男の子は活発という」などと例を挙げたが、定義はあいまいなまま。公明の赤間正明県議も「『らしさ』は『性別にかかわりなく』とある基本法に逆行する」と批判したが、谷田川県議は「性差をなくすジェンダーフリー思想にくみしないと示すため」とかわした。
 ◇DV条例の対象
 自民党は、県案の「DV等の被害者保護」を独立の条例案にまとめた。市民ネットの岩橋百合県議は「県案では含まれた痴漢やレイプの被害者が、対象からもれている」と見解をただしたが、自民の田中由夫県議は「DVは県条例案の内容を網羅した」との答弁を3度繰り返し、その後も議論はかみ合わなかった。
 ◇批判強める知事
 論戦後、堂本暁子知事は「自民党の条例案は、国の基本法の理念と違う土台にあると分かった」とコメント。「男女らしさ」については「男女は生物学的に違い、らしさを否定はしない。しかし、条例や法は医学でなく社会的な立場、権利を議論している。(自民党案前文の)『男女という異なった特性』という言い方は、差別を解消する法の目的とは逆の効果を生むのでは」と批判的な姿勢を強めた。【堀井恵里子】
 ◇「選挙で選ばれてない方々が議論言うこと自体ナンセンス」自民・谷田川県議が“問題発言”−−懇話会条例部会
 「選挙で選ばれてない方々の議論はナンセンス」――。自民党の男女共同参画促進条例案をめぐって白熱した26日の県議会で、自民党の谷田川元・県議からは、こんな“問題発言”が飛び出した。
 谷田川県議は、県条例案の基になる答申を出した、男女共同参画推進懇話会の条例専門部会について、「委員が直接県民の意見を聞く必要はないと思う。第一義的に県民の意見を聞くのは選挙で選ばれた知事や、県議であるのが、議会制民主主義」と主張。さらに「選挙で選ばれてない、結果責任がない方々がいろいろ議論を言うこと自体、私はナンセンスだと思います」と続けた。
 これに対し、質問者の岩橋百合県議(市民ネット)は「県民の声を聞く必要がないというのはおかしい」と反発。堂本暁子知事も「審議会を全部否定することになる。県議もすべての領域で専門家とはいえない。県が政策決定するうえで、正しい方向性を模索するために審議会がある。その否定は好ましいとは思えない」と苦言を呈した。【堀井恵里子】
 (この記事には表「男女共同参画促進条例の県案と自民党案」があります)