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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■<痴漢誤認>男性の賠償請求棄却 法律的にやむを得ず 東京地裁
[毎日](2003年2月17日)
 痴漢の疑いで逮捕・拘置され、告訴取り下げにより釈放された東京都葛飾区の男性が、被害を訴えた女子高校生と両親に1500万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は17日、請求を棄却した。芝田俊文裁判長は「痴漢と誤認されたとする原告の苦痛は癒やされないことになり、心情は理解できるが、法律的にはやむを得ない」と述べた。
 男性は94年6月、女子高校生の親告に基づき、約半月前に電車内で痴漢をしたとして強制わいせつ容疑で逮捕され、11日間にわたり身柄拘束された。男性は裁判で「高校生に確証もなく犯人扱いされたことで、退職に追い込まれるなどの損害を受けた」と主張した。
 判決は「原告を犯人と断定する証拠はない」としたが、高校生の親告については「混雑の中で原告を犯人と思っても仕方ない面もあり、不法行為とは言えない」と判断した。告訴取り下げの理由も「捜査や公判で被害の詳細な供述を求められるのに耐えられないから」との高校生側の説明を全面的に認めた。
 強制わいせつ罪は、被害者の告訴がないと立件できない。男性は97年に逮捕・拘置の違法性を訴えて国家賠償請求訴訟も起こしたが、敗訴が確定している。 【清水健二】