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このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。 ■[追跡・群馬]高崎・同居女性監禁事件 DV脱出、決意の一歩/群馬 [毎日](2002年12月14日) ◇希薄な人間関係で長期化 高崎市八千代町のアパートで、自動車修理工、T容疑者(32)=逮捕監禁罪などで既に起訴=が、同居女性(31)の両足首に手錠をかけ約2年間監禁した事件。相談や脱出ができなかった女性に対し「理解できない」と疑問を投げかける声もある。夫や恋人からの暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)の被害女性は、自分から相談や脱出に踏み切ることができるのだろうか――。【山田泰蔵】 ●一人で我慢 女性が11月11日夕、脱出を決意したのは「命の危険を感じたため」だった。脱出の1カ月前ごろから「(女性の行動を監視するため撮影していた)ビデオテープが巻き戻されてない」などと些細(ささい)なことで暴行。脱出当日は、昼食に帰宅した高橋容疑者が女性に金属パイプで殴るなどし、「今日は飯もやらない。帰ってきたらどうにかしてやる」と、脅し文句を残して職場に戻ったという。女性は夕方になって帰宅した男児2人を連れ、両足首に手錠をつけられたまま脱出した。 過去にDVの被害を受けた経験のある県内の30代の女性は、「自分や子供の身に危険を感じるまでは、逃げようなんて思えない。『自分さえ我慢すればなんとかなる』との気持ちだけだ」と代弁する。 ●女性の事情 2人は98年、女性の勤める飲食店で知り合い、間もなく女性の男児を実家に残したまま同棲(どうせい)を始めた。女性は外出を禁じられたため「信用してほしい」と仕事も辞めて、ビデオカメラでの監視や携帯電話の履歴チェックなどに応じたという。 県女性相談所(前橋市)によると、DVの相談に来る女性は、子育てへの不安や経済的事情から、男性と離れにくい場合が多く、「長い間思い悩みながらも相談に来れなかった」と話す女性も多いという。 ●気付かない周囲 女性が高崎市内の実家に戻る際は2人で出かけ、高橋容疑者は実家前で待ち、女性だけが家に入った。顔を会わせる程度しか、家族との交流は許さなかった。高橋容疑者の職場仲間は「プライベートのことはあまり聞かないのが普通」という。捜査幹部は「最近は近所や職場での人間関係が希薄になっているから……」と嘆いた。 * * * 昨年10月のDV法施行後1年が経過し、県警や女性相談所に持ち込まれる相談は増えている。しかし、総理府の調査によると、夫から命の危険を感じるくらいの暴行を受けた経験がある女性は約4・6%、このうち、誰にも相談できなかった女性は約40%にも達するという。 |