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このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。 ■「女性専用車両」 発車2カ月 阪急と京阪アンケート調査 [京都](2002年11月25日) 阪急電鉄と京阪電鉄が「女性専用車両」を試験運用して約2カ月が経った。乗客からは「安心して乗れる」「男女差別だ」と賛否両論の声が寄せられていたが、両社とも「アンケート調査の結果、8割近くの人が賛成だった」として、12月から本格導入することを決めた。すでにJR西日本や大阪市営地下鉄が運行し、他の鉄道会社にも導入が広がりつつある女性専用車両の周辺を追ってみた。 ▽賛成 女性8割、男性7割 下京区の阪急河原町駅。電車の窓と乗降口に張られたピンク色の「女性専用車両」のステッカーが目を引く。中京区の専門学校生、久故由果理さん(20)は「酔った客が多く、2人掛けの席で寄りかかられたりして嫌だった。女性だけだと気楽だし、続けてほしい」と言い、大阪市の女子大学生(18)も「安心なのでいつも選んで乗ります」と話す。 左京区の会社員平野圭祐さん(32)が「男性は痴漢と間違われる心配がないし、女性も安心。双方にいい」と言うように、男性にも導入に賛成の意見が多かった。 交通博物館(東京)によると、女性専用の車両が戦後初めて導入されたのは1947年。子どもと女性の安全確保を目的に、当時の国鉄が中央線に「婦人少年専用車」を設けた。痴漢対策としては、2000年の京王電鉄(東京)が最初だという。 ▽背景には痴漢被害 当初は慎重な対応だった鉄道各社も、国土交通省が今年2月に行ったアンケート調査で、女性の8割、男性の7割が女性専用車両の導入に賛成したことなどを受けて導入を始めた。関西で最初に取り組んだのはJR西日本で、7月から大阪環状線と片町線の一部時間帯に女性専用車両を走らせている。国交省によると、現在、全国の7社が同車両を導入している。 「男性への逆差別」とも取られかねない試みだが、背景には後を絶たない痴漢被害がある。昨年度の被害は阪急で83件、京阪で71件に上る。各社ともポスターの掲示や車内放送で防止を訴えているが、なかなか改善が見られず、「サービス向上の一環」として専用車両の導入に踏み切った。実際、JR西日本は「被害が大幅に減っている」という。 乗客の反応はおおむね好意的だ。朝の通勤時間帯に導入する京阪が約1000人を対象に実施したアンケート調査では、男女合わせて77パーセントが賛成で、終日導入している阪急の調査(約540人対象)でも76パーセントが賛成だった。一方で「一般の車両が込む」「痴漢を減らす根本的解決になっていない」との声も寄せられた。阪急の担当者は「(反対意見の人にも)理解を求めつつ、今後は専用車両の周知徹底に努めたい」と話す。 長年、列車内での痴漢対策などを訴えてきた「性暴力を許さない女たちの会」の杉原由美子さん(中京区)は「被害が深刻な場合には電車に乗れず、学校や会社に行けなくなる人も少なくない。専用車両ができたのはうれしいことで、時間帯の拡大や警察の取り締まり強化なども行ってほしい」と要望する。 ▽予想以上に混んでいた 記者も女性専用車両に何度か乗ったが、「ほかの車両よりすいているのでは」との思惑は外れ、予想以上に込んでいた。「時間帯によってはほかの車両より込んでいる」(阪急)そうだ。専用車両がなくても安心して利用できるのが1番だが、現状をみると、まだ先のことのようだ。 |