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 このコーナーでは、一般紙や地方紙のサイトからポルノ・売買春問題や性暴力・性差別にまつわる事件・情報を転載します。ただし、容疑者および被害者の実名や住所の一部は、著名人・公的人物やポルノ業者などを除いて、伏せています。
 
■藤木美奈子さん、DV体験語る―函館/北海道
[毎日](2002年11月19日)
 過酷な家庭内暴力(DV、ドメスティック・バイオレンス)を生き抜き、現在は女性の自立を助けるNPO法人「WANA関西」代表を務める藤木美奈子さんの講演会が函館市民会館で開かれ、「いつからでも人生をやり直せる。いつからやり直してもいい」と、DVと闘う人々にエールを送った。
 DV被害者を支援する市民団体「ウィメンズネット函館」(古川満寿子代表)の主催。「幸せという名のゴールに走れ!」と題して行われ、DV被害者ら100人が詰め掛けた。
 藤木さんは子供のとき家族から虐待され、結婚後は元夫に7年間虐待され続けた。意識を失うほど殴られたこともあったという。「私が我慢すれば、しっかりすれば暴力をやめてくれると思っていた」と振り返る。
 元夫から逃げ出してからも辛い時期が続いた。感情を押し殺して生きてきたため人とのコミュニケーションが取れず、レストランでメニューを見ても、何を食べたいのか分からなかったという。「でも、嫌なことを断っても人に嫌われないことがわかり、人生が好転した」と立ち直りのきっかけを語った。
 藤木さんは「加害者の男性を責めるだけではDVはなくせない。運動に巻き込んでいくのが大事」と語り、「私の存在を伝えてほしい。自分と同じ境遇にある人がいると聞くだけで、被害者は元気になる」と呼びかけた。【岸本悠】